2009年12月23日 (水)

ソユーズと国際宇宙ステーションのドッギング

日本人宇宙飛行士の野口聡一さんを乗せたロシアの宇宙船ソユーズが国際宇宙ステーションとのドッギングに成功した。

12月21日の日本時間午前6時52分の発射から49時間後の12月23日午前7時48分のことである。

私はニュースで、ソユーズの発射中継を見た。その映像とともに、その時の解説が頭にこびりついてしまい、あれこれと思いをめぐらし、いろいろと調べた。

その解説とは、発射後上昇し続け、9分後に地上から200㎞の高度に達する、というものであった。この意味がよく分からなかった。ロケットは相当のスピードであるから、200㎞に9分もかかるのかと思った。

調べると、ソユーズは第一段階として、高度200㎞で周回軌道に入り、その後3回の軌道の修正をして国際宇宙ステーションとの位置を合わせる計画であったみたい。その200㎞の高度に達するのが9分後で、その時のソユーズのスピードはそうとうなものであったろう。

知らなかったのですが、人工衛星などが地球を円周回するためのスピードというのは決まっていて、地上から200㎞の高度ではおよそ時速28,000㎞なのだそうです。ですから発射から9分後では、ソユーズのスピードは周回速度に近くなっていて、周回軌道に乗るのもあと少しというところだったのでは。

ところで、国際宇宙ステーションは地上からだいだい350㎞の高度にあるらしい。ですから、ソユーズは地上200㎞の高度から地球を回りだし、最終的には350㎞の高度にもっていく必要があったのです。

最終的なドッギングにいたるには数多くの条件をクリアしなければならないでしょう。そのためには、時間が必要で、今回の場合は49時間かかった。

ソユーズと国際宇宙ステーションの距離が150㎞に近づいたとき、ソユーズはドッキングのための自動操縦になったという。

とにかく、宇宙技術というものは、高度過ぎて、ただただ感心するばかり。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年12月17日 (木)

太陽の高度のこと

冬場の太陽の高度は低い。 

ネットに太陽高度を計算できるサイトがあったので、やってみたら、東近江市のここら辺では今の時期の高度は、仰角で32度であった。そして、今の時期がいちばん低いということが分かった。

ところで、そのようなことは計算して確認するまでもなく、暦を見ればすぐに分かることだった。暦では12月22日が冬至となっていた。冬至とは太陽の高度がいちばん低い日なのだ。

計算サイトで太陽高度のいちばん高い日を探そうとした。いちばん低いのが今の時期だから、たぶん半年後の時期がいちばん高いだろう、という野生の勘で計算したら、やっぱりそうだった。

6月の後半がいちばん太陽高度が高く、仰角で78度であった。

ところで、そのようなことは計算して確認するまでもなく、暦を見ればすぐにわかることだった。暦では6月21日が夏至となっていた。夏至とは太陽の高度がいちばん高い日なのだ。

昔の人なら、このようなことは、当たり前のこととして知っていたはずなのに、この私にして、計算して冬至、あるいは夏至のことを気づくとは・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月13日 (日)

ウナ・セラ・ディ東京

ザ・ピーナッツが歌ったヒット曲に「ウナ・セラ・ディ東京」があります。

じつはこの曲、いろんな人が歌っていて、ちょっと驚きます。いろんな人とは、石原裕次郎、テレサ・テン、西田佐知子、高橋真梨子、井上陽水などの大人のムードを持った、実力派の歌手ばかり。

題名の意味は、東京のたそがれ時、というようなことらしい。

岩谷時子が作詞したこの歌を何回も読んだ。確かに、この歌は大人の歌だと思った。

この歌のキーになるフレーズは、「街はいつでも 後姿の 幸せばかり」というところだと思うのです。こういう感覚を持ちえるのは、大人だけで、それが題名にあるような、たそがれ時と言えば、そうであるような。

しかし、「後姿の幸せ」だからといって否定されることはない。

前向きの真っ向勝負で得た幸せなんて、ときとして疲れるものです。

こんなことを言っているこの私は、もう充分大人で、「ウナ・セラ・ディ東京」ならぬ、「ウナ・セラ・ディ人生」だったりして。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月12日 (土)

坂の上の熊

パソコンで「坂の上の雲」と入力しようとしたら、誤って「坂の上の熊」と入力してしまった。

しかし、この言葉って、おもしろい。坂の上に熊が、なぜかしらいるという情景が面白いのです。私はこういう偶然の出会いに、いたく感じ入るのです。

それで、いろいろとクマのことについて思いめぐらしたのです。

思い起こせば、よく山に登っていた頃、心配事のひとつにクマのことがありました。クマと遭遇するのではないか。そうした場合、危害を加えられるのではないか。などなど。

山を登っている途中で「クマ、出没注意」なんていう看板を見かけたら、全身に緊張が走りました。でも、クマを目撃したことは一度もありませんでした。

しかし、クマに襲われて怪我をした、などというニュースがときどき流れます。それを見聞きすると、なぜかしら増幅されて、クマが山に多くいて、危険であるなどと思いがちですが、実際はどうなんでしょう。

それで、例によってネットで調べてみました。

環境省のホームページのなかに「H21年度におけるクマ類による人身被害について」なるデータがあって、今年を含めた過去5年間の県別の被害発生件数と被害人数が記載されています。

それによると、平均で、一年間のクマによる人身被害の件数は全国で69件あり、それによる被害人数は74人でした。データをざっと見たところ、発生地域も東北、北関東、北陸、甲信越地方に集中しているようです。

発生件数のベスト・スリーは岩手県、長野県、秋田県です。私のイメージでは北海道が多いのでは、と思っていたが、そうでもないんです。

データには注釈があって、人身被害どころか、近年においてクマの目撃・捕獲実績すらない県として、茨城、千葉、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄、の各県を挙げています。

なるほど、こういうデータを見ると、クマによる人身被害があることはあるが、そのことによって全ての山が危険であるということには必ずしもならない、と思えてくる。地域によって格差があるのです。

ところで、クマよけのために鈴を身につけて山に登る人がいる。自分の存在を鈴の音によってクマに知らしめ、不意の出会いを避けるのです。

鈴を持たない私はどうしたかというと、大きな声で歌って自分の存在を知らしめようとしたのです。いつも歌って山を登っていたということではなくて、なぜかしらクマへの不安を感じたとき、そして周りに人がいないときに限りますが。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年12月 3日 (木)

こはく色したコーヒー

もうだいぶ前に、西田佐知子が歌ってヒットした「コーヒー・ルンバ」は、いま聞いても楽しく、面白い歌であると思う。

何人かの歌手がカバーしていて、井上陽水も2001年にCDを出している。

歌詞のなかに、おもしろい言葉が散りばめられていて、なんかい読んでも興味深い。

そのなかで私がとくに興味を持ったのは、「こはく色した飲みもの」という言葉で、コーヒーを表したところなのです。

コーヒーって、こはく色なんかしてましたか?という疑問が湧きあがります。

そもそも、こはく色とはどのような色なのでしょうか。いま一歩確信が持てません。

調べてみると、こはく色のもとになっている琥珀は、木の樹脂が固化したもので、貴重であり、装飾品などに使われるということなのですが、その色は、けっこう幅が広く、黄色っぽいものから、赤っぽいものまでありました。

ということで、こはく色とは、黄色がベースになっていて、それが少し赤みを帯びた色である、というふうに理解しました。そして必要なのは透き通っていること。

さて、そのような色のコーヒーがあるのでしょうか。

ネットで調べると、ありました。こはく色したコーヒーが。

熊本のコーヒー店で出しているものは、まさしくそれで、写真が載っていたので確認することができました。どのようにして作っているのでしょうか。コーヒーに疎いので、まるっきり想像がつきません。

ところで、こはく色したコーヒーって、ちょっと見では麦茶みたい、なんてことを思う私は、まだまだ甘い。しかしそれも、いたしかたない。こげ茶色のインスタント・コーヒーしか飲んでいないのですから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月 1日 (火)

スイッチバックのこと

北陸新幹線のことを調べていると、なにやら興味深い言葉に行きあたった。その言葉とは「スイッチバック」。

北陸新幹線は平成26年に長野と金沢間の開業を目指し、さらに延長して最終的には新大阪に到る。福井県敦賀までのルートは決まっているが、その先の新大阪までのルートはまだ公表されていない。

三つのルートが候補としてあがっているが、いまひとつ決め手にかけるようだ。

候補のひとつが滋賀県米原を通るルートで、そこで東海道新幹線につなぐ。これですと北陸からの名古屋あるいは京都方面のアクセスがよくなる、ということなのです。そして、このルートにおいて、興味深い「スイッチバック」という言葉が出てくるのです。

名古屋方面に直通させるとすると、スイッチバックとなる、ということなんです。

スイッチバックとは、山などの勾配を克服するためのものと思っていたが、単なる列車の方向転換も、そう言うらしい。

思い起こせば、秋田新幹線の大曲駅でも方向転換をしていた。あれもスイッチバックだったのだ。

スイッチバックでの問題点は、座席の向きが進行方向に対して逆向きになることです。進行方向と逆向きに座ることは、あまり気分のいいものではありません。

ですから、秋田新幹線では秋田発東京行きの列車は、座席が逆向きになっています。大曲までの30分は逆向きで我慢してもらって、残りの東京までの長い時間は進行方向の向きで、快適に座っていられます、ということなのでしょう。

この方向転換のためのスイッチバックは、全国各地の路線で見うけられ、なんとここ滋賀県の近江鉄道・八日市駅でも行なわれていました。

近江八幡駅と貴生川駅までの直通の電車は、八日市駅でスイッチバックするのです。

ただ、この場合、電車の座席は長椅子なので、座席の方向が逆になるということはなくて、電車が方向転換をしたということを、ほとんど気がつかないのです。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年11月26日 (木)

寒い汗

最近のこと、夜中に目が覚めた。その時、寒いと思った。私は掛け布団だけで、毛布をかけていなかったのだ。すると、なんと汗をかいていた。

こういうことは前にもあって、思ったのは、人間って寒くても汗をかくんじゃないかということ。

毛布を引っぱり出し、暖かくして再び寝た。それからは、汗はそれほどかいていない。

寒いと汗をかくというメカニズムは分からないが、よく言うところの、いい汗、わるい汗の区分では、たぶん、わるい汗になるのでしょう。

運動なんかをして汗をかくと、これはいい汗と言われる。本当なのであろうか。

よく山に登っていたころ、当然のことながら汗をかいた。それも大量の汗を。水分を補うために、2リットルの水を携帯していた。

季節が夏ならば、いくら汗をかいても、それほど不快感はない。しかし、少しでも涼しい季節になると、その汗が不快になるのです。登っているときはそれほどでもないが、頂上に着いて、ちょっと休憩でもしようものなら、寒くてたまらない。それで、すぐさま持っていったシャツに着替えたのです。

富士山に登ったとき、季節は夏であったが、頂上の寒さを考え、着替えのシャツを持っていった。途中、例によって大量の汗をかいた。

頂上に着き、寒いので、着替えをしようと思った。しかし、適当な場所が無い。人目が多くて、上半身裸になるのが、ちょっと気が引けたが、寒さには勝てず、着替えをした。

富士山の頂上で、上半身裸になって着替えをしている人は私以外見かけなかった。ほかの人は寒くはないのだろうか。それとも、それほど汗をかかなかったのであろうか。

いま思い出しても、そのことが疑問なのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月24日 (火)

一升瓶の大きさを知る

昔は、一升瓶詰めの商品があった。たとえば醤油、あるいは酢など調味料関係はそうであったように、おぼろげながら記憶している。

いまは、一升瓶詰めの商品なんて、見ることはほとんどない。

しかし、かたくなに一升瓶詰めで販売している商品が日本酒などの酒類である。

でも最近では、紙パック詰めの日本酒が大勢をしめているようだが、いわゆる地酒と呼ばれているものは、一升瓶詰めが多いようだ。

ここ滋賀県にも、多くの造り酒屋があり、私の住んでいる東近江市にも何軒かの造り酒屋が存在する。そのひとつが畑酒造で、銘柄が大治郎というものです。

私は日本酒については、ほとんど知識もないので、あれこれと言うことはできないが、ただ、大治郎はインパクトのある酒で、なんというか、「しっかりした味」という、ちょっと、ほかの人には意味不明な表現をしておきます。

それで、一升瓶の話なのです。

大治郎の生酒が飲みたくなった。それも、一升瓶に入った生酒です。4合瓶も売っているが、ちょっと割高になっている。ですから、少しでも安く飲もうと思ったら、やはり一升瓶なのです。

そして、生酒の場合、冷蔵する必要があるのです。問題は、あの大きな一升瓶が冷蔵庫に入るのか、ということなのです。私のところの冷蔵庫は、とにかく小さい。

それで、一升瓶の大きさをネットで調べました。高さは39.8cm、底の径は10.4cm。

ものさしで冷蔵庫の寸法を測ると、ドアのポケットのところに、かろうじて入ることが分かりました。これで安心です。

さっそく、大治郎の純米酒生酒の一升瓶を購入して、冷蔵庫に収めたのでした。

お酒の味はというと、フレッシュななかにも、しっかりした味で、大治郎の特徴がよく出ている、なんて、分かったようなことを記しておきます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年11月21日 (土)

アイ・ラブ・ユー

つくづく、私は自分のことを日本人なんだなあ、と思う。

なぜって、「アイ・ラブ・ユー」なんてことを言ったことがないのです。もちろん、言うとしたら、「愛しています。」、ということになるのでしょうけど。この言葉を何のためらいもなく言える日本人は少ないのでは。

このへんの事情を、明治の文豪・夏目漱石はよく理解していて、漱石が教員時代に「I love you.」の訳として「愛しています。」ではなく、「月がきれいですね。」とでも訳しておきなさい、と学生に言ったという。日本人ならば、それで相手に伝わるとした。愛しています、なんていう歯が浮きそうな言葉を臆面もなく言うのではなく、奥ゆかしさが大事であると、漱石は言いたかったらしい。

さて、歌の世界では、「I love you」というフレーズは、どのくらい使われているのでしょうか。

このフレーズが使われている日本の代表的な歌をピックアップして、その歌詞のなかに、何回出てきたかを数えました。

  • I LOVE YOU            尾崎豊       4回
  • I LOVE YOU が言えなくて   MAY'S        7回
  • 嘘みたいな I LOVE YOU    宇多田ヒカル 6回
  • I LOVE YOU をさがしている GLAY           6回
  • I LOVE YOU の形       矢井田瞳    4回
  • 言えずの I LOVE YOU     KAN           3回
  • I LOVE YOU/オフコース    小田和正    6回
  • I love you            河村隆一     3回
  • and I love you          Mr.children   9回
  • 新しいラブソディー        井上陽水   10回

こうしてみると、やはり井上陽水はすごい。ひとつの歌のなかに、10回もの「I love you」のフレーズを入れていることも、さることながら、ほかの歌との内容の違いが際立っている。

たからかに愛を歌いあげている、といった感じで、ほかの歌が愛に苦しんだり、悩んだりしているのと対照的である。

やはり超人・井上陽水の面目躍如といったところでしょうか。

もし、夏目漱石が「新しいラブソディー」の歌詞を見たとしたら、どのように批評するのか興味のあるところ。こんなに多くの「I love you」なんかを入れて、日本人の美徳である奥ゆかしさはどこにいったのだ、なんてことを言うのだろうか。

しかし、私としては、たからかに愛を歌いあげることのできる井上陽水が好きで、ちょっとためらうが、「アイ・ラブ・ユー」と言いたい気持ちです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年11月15日 (日)

紅葉見物での感慨と快感とは

今年もやってきました、紅葉の季節です。

昨年にひきつづき、自転車で行く瓦屋禅寺の紅葉見物とあいなりました。

なぜ自転車なのか?なぜ山道を自転車を押して登らなければならないのか?

その理由はいたって明瞭です。帰りの下り坂を、一気に自転車で降りる、あの快感を味わいたいから。

Dcf_0462

今年も見事な紅葉となっています。

ヒイヒイ言いながら自転車を押していると、後ろから軽快な足音が聞こえてきました。

なんと、ランニングで山道を登ってきたのです。それも、なんとも若くて、スマートな女性です。

すごい、そして恰好いい。規則正しく、力強い呼吸が聞こえます。けっこうな坂道ですから。

私の場合はというと、はっきり言って、ダサイ、そして恰好わるい。

そんなこんなで、瓦屋禅寺に着いたのです。

Dcf_0466_2

日本の秋っていう風で、日本人に生まれたことのヨロコビを感じていると、なにやらブラジル語が聞こえてきました。

日系ブラジル人の親子連れです。

ああ、あなた達も、根っこは日本人なのね、そして紅葉見物を楽しむのね、なんてことで、ある種の感慨にふけっていると、私の脇を、あのスマートなランニング女性が通り過ぎていきました。

ああ、あなたも、やっぱり紅葉見物に来たのでしたか。と、またある種の感慨にふけった。

しばらくした後、私は決心した。

「さーて、自転車で下り坂をぶっ飛ばして帰るか。」。

そこには、感慨ではなく、快感を求める私がいた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧