琵琶湖を歩いて一周するということ
琵琶湖を知らずして滋賀を語ること無かれ。なんてことを言った人はおりません。
しかし、琵琶湖は滋賀の人にとっては精神的な支え、あるいは誇りなのです。だって、琵琶湖は日本で一番大きな湖であることだし。
そして、近江と言われているが、まさしく近い海ということで、これも琵琶湖のこと。さらに、湖国というような表現をすることもある。このように滋賀の人には琵琶湖はとても大切なものなのです。
その湖を私は歩いて一周したことがあるのです。滋賀に来た当初、もちろん、琵琶湖を知るために、さらに滋賀の地を知るために。というのではなくて、たんに大きな湖があったため、歩いて一周したくなったということだけなんですけど。私には少しそういう癖というか嗜好があるのです。湖を一周したくなるという。
富士五湖の一つである本栖湖、箱根の芦ノ湖、湖じゃないけど千葉の印旛沼などを一周しました。印旛沼にかんしては何回も周っています。
しかし、琵琶湖はいままでの湖とは規模がちがいます。一周するのに200キロ以上は歩かなければなりません。当然一日では無理です。私は全工程を7区間にわけ、一日に一区間を歩いたのです。よって一周するのに7日間を要しました。
最終区間を歩き通し、JR大津駅にたどり着いたときには安堵しました。やっと終わったということと、別の楽しみに取り掛かることができるということから。私には滋賀の山に登るという楽しみが待っていたのです。ほんとうに、あの当時はテンションが高かったです。あれから4年位しか経っていないのですけど。
いま、もう一度琵琶湖を歩いて一周したいかと聞かれたら、私はこう答える。
富士山を一度も登らないバカ、そして二度登るバカ。と言うけれど、琵琶湖を歩いて一周するバカ、そして歩いて、さらにもう一周するオオバカ、と。
でも、バカだけど、よかったぜ、滋賀の琵琶湖は。
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