湯垢に生きている証を見た
あまりいい話ではないが、最近お風呂の浴槽の汚れが気になる。
こまめに洗剤かなんかで洗っていれば、そんなには汚れないと思うが、私にはそんな時間はない。というのは冗談で、ただ単に面倒くさいので、水で流す程度で済ませていると、あっという間に汚れてくる。
湯垢というヤツである。これってなんのことはない、ほとんどが自分の皮膚の垢なんです。
皮膚の表面細胞の角質化されたものが剥落ち、垢となるのです。そこに塵みたいなものが付着して黒くなっているのです。
私は爪で浴槽の汚れをこすり落とした。見ると爪にパサパサとした感じのものが、へばり付いた。
はじめはちょっと汚いと感じた。が、浴槽に付いている私の角質化された細胞の量の多さを想像して、ある種の感慨を持った。
私は確かに生きている。
どんどん細胞を角質化し、そのかわりに表面細胞を新しく補っているのだ。このこと自体が生きているってことで、その証がこの湯垢であるのだ。
ところで、感慨を持つのはいいんだけれど、汚れた浴槽は気分的にあまりよくないんで、やはりキレイにしておくに越したことは無い、なんてことを思ったりしたのです。
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