滋賀県安土町の信長への執着
今から27年前に「信長400年祭」が開催されました。それを契機に信長に関連するまつりが行なわれ、10年前に「あづち信長まつり」の名称となったのです。その後、毎年行なわれているまつりです。
滋賀県安土町は、あの戦国時代の英雄である織田信長が天下統一の夢の実現のために安土城を築いた土地です。写真に見える安土山の頂上に城はありました。
安土城は1576年の築城開始から、1582年の本能寺の変後の天主、本丸の焼失、、1585年の廃城にいたるまで、9年間の短い間しか存在しませんでした。
しかし、歴史の時代区分として、安土桃山時代と言われるように、安土、あるいは安土城は時代の拠点であり、歴史にその名を留めました。
安土城にいたる石段です。
さて、この「あづち信長まつり」は安土城のあった時代の城下町の賑わいの復興を狙ったものであるらしいです。
しかし、私は安土町の信長に対する、ある種の強い執着を感じざる得ません。
天下人たる信長の、短い期間ではあったが城下町としての誇り。さらに志なかばで頓挫した信長の怨念に縛られたかのような強い意志。
そういったものを感じるのです。
それは、平成の大合併といわれ、多くの市町村が合併していくなか、顕著に表れました。
合併にあたって、安土の名を残すことへの、あまりのこだわりのために、安土町は隣接する市や町との合併の話が全て不調に終わったのです。
そして、結果として安土町は孤立したのです。
安土町が信長の呪縛ともいえるものから解放されることを願う、と言ったら言い過ぎでしょうか。
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